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戦国BASARA
当主という自分(政宗・瀬戸内・武田主従・半兵衛)

柔らかいランプの光に照らされている、西洋風の部屋には美しい装飾のされた調度品がある。

シックを基調とした落ち着いた家具たち。

そのシックな様子からは、高貴と気品が伺い知ることが出来る。


その部屋のソファに腰掛けている人物ら。



「当主の勤めはその家を途絶えさせない為に力を尽くす事だ」

「では、例えば、自分が犠牲なっても……それはやむ終えない事、と言う事でござるか?」


「あぁ」


「犠牲になってまで、家を守るのかよ」


「それが、゛当主゛だ」



エメラが淡々と幸村や元親の問いに答える。

その間、彼女の隣に腰掛けている政宗や向かいに座っている元就は無言で彼女の言葉を聞いている。



「当主は常に家の行き先を考慮しなくてはいけないの」


「しかし、エメラくん。
君一人の肩に周りは背負わせ過ぎじゃないかい?」


「古狸たちは私を潰したいのさ。だから、重荷を負わせようとする」


「それって、卑怯じゃないの?」


「さぁな。
しかし、周りが敵ばかりではない」



半兵衛や佐助も、口を開く。
少なくとも、彼らは彼女の肩を持ち、第三者の目で彼女の周りを見て、気に食わないらしい。
彼らが自分の味方をしてくれる事に嬉しく感じながら微笑む。


「お前たちはもちろん、若いエムロード家の者、他にも、大統領も、私の味方だ」



そう言ってみんなに笑みを見せる。

それにつられて周りも笑みを見せたのは言うまでもない。



エンド



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